銀粘土の鏡面仕上げを綺麗に
仕上げるためのポイントなどに
ついて紹介しているページです。
鏡面仕上げが上手くいかないなぁ
という場合の参考になればと、
鏡面仕上げをする時のポイントや
コツについて4つに分けてお伝え
いたします。
実際に僕が鏡面仕上げをする際に
気をつけていることなので、
何か参考になれば幸いです。
鏡面仕上げを綺麗に仕上げるためのポイント。
ポイント1 焼く前にしっかり綺麗にしておこう!
作品を綺麗に仕上げたい!と思う
のであれば、銀になる前の状態、
つまり乾燥体をしっかりと綺麗に
しておく必要があります。
これは本当に大切で、
「ちょっと気になる所あるけど
焼きあがって、銀になってから
表面を綺麗にすればいいか~」
とか思っちゃ駄目です!
ちょっと気になる小さい傷が
後々大きく響きます。
乾燥体はまだ粘土の状態なので、
修正をしていると割れてしまう
かも・・・という不安もあると
思います。
でも銀になった後に修正するより
粘土の状態のほうが修正も簡単です。
なので、気になる小さい傷や凹み
などはしっかりと粘土のうちに
直して表面を滑らかにしておき、
焼く前には自分が納得できる
ぐらいに綺麗にしましょう。
ポイント2 ヘラがけをしっかりと!
焼く前にしっかりと綺麗にして
おけば表面の傷も無いと思います
ので、磨きヘラで磨くことで
本当にピカピカになります。
焼き終わった後に目立つ傷がある
場合は、サンドペーパーを
粗いもの→細かいものとかけて
削って傷を消しましょう。
磨きヘラをかけるポイントは、
力を入れてしっかりと強く
磨くことです。
ヘラの先は尖っていて、あたると
傷がついてしまいますので作品に
当たらないように注意します。
そして磨きヘラに均等に力をいれ、
ヘラの腹を作品に強く押し当てて
磨きましょう!
強いヘラがけをすることで、
地金を締めます。
ポイント3 研磨剤で仕上げ磨きを!
しっかりと強いヘラがけをしたら
最後に仕上げ磨きとして研磨剤を
使って磨きます。
僕が使用しているのは、
「ウィノール」という研磨剤です。
これをシルバークロスにつけて、
作品をごっしごしと磨きましょう。
ウィノールをつけたシルバークロス
でひたすらごしごし磨いた後、
次は研磨剤のついていない
シルバークロスで作品を磨き、
水洗いしてティッシュで拭きます。
以上が僕が鏡面仕上げをする時に
主に気をつけている3つです。
次にその他のちょっとした
ポイントやコツなどを
紹介していきますね。
その他のちょっとしたポイント
・磨くときはしっかりと固定して、力を均等にかけよう!
作品に力を均等にかける場合は、
ゴム台などの台の上に作品を
しっかりと固定して磨くと
いいと思います。
・サンドペーパーで磨いたあとは、その粉をしっかりと拭き取る。
サンドペーパーの粉が作品の表面
についていると、シルバークロス
などで磨くときにその粉が表面を
削ってしまい、傷になってしまう
ことがあります。
それを防ぐために、サンドペーパー
で削ったあとはそのたびに、
表面の粉を払ってから次の研磨を
するようにしましょう。
・シルバークロスで拭くときのポイント
シルバークロスで拭くときは、
作品の表面を削るような気持ちで
こすりつけて磨くようにします。
以上説明してきたポイントが
鏡面仕上げをする時に
僕が気をつけていることです。
鏡面仕上げが上手くいかない時は、
参考にしてみてくださいね。
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インストラクター資格について
説明しているページです。