シルバー・銀は何故変色してしまう
のだろう?ということについての
原因と対策について紹介している
ページです。
シルバー(銀)は何故変色してしまうのか?
お気に入りのシルバーアクセサリー
を長いこと使っていたら、
少しずつ輝きがなくなって
変色してしまった!
あなたもそんな経験が
ありませんか?
銀は磨き次第でプラチナよりも
綺麗な輝きを放ちますが、
金やプラチナと違って変色を
起こしてしまう金属なんです。
その原因は銀が化学変化を
起こしやすいというところに
あります。
銀は、空気中の硫化水素や
水分中の二酸化硫黄といったもの
と反応を起こしてしまい、
銀の表面に硫化銀というものを
作ってしまう為に、輝きが無く
なっていったり、表面が黄褐色や
黒っぽくなってしまうんです。
この現象を「硫化」といいます。
また、硫黄で反応してしまうので
シルバーアクセサリーをつけた
まま温泉に入ると変色して
しまうんですね。
銀の変色対策をしよう!
銀の変色対策についての方法を
3つ紹介いたします!
1つめの方法は、シルバーが
変色しないようにメッキなどの
コーティングをしておく、という
方法です。
宝石店で売っているシルバー
ジュエリーなどはロジウムメッキ
というメッキがかけられている
という話をきいたことがあります。
(ちなみにロジウムとは金属の1種です)
ただ、このロジウムメッキは
銀の表面にロジウムでメッキする
わけなので、
銀でありながらロジウムの輝きが
目に入るという事になって
しまいます。
簡単にできる表面加工としては、
樹脂系の透明塗料スプレーで
コーティングをするという
手段もあります。
金属の変色防止に効果のある、
アクリル樹脂系透明塗料スプレー
でシルバーアクセサリーの表面を
コーティングすることによって、
銀の表面が空気に触れなくなる
ため、シルバーアクセサリーの
変色を防止するんです。
また、この方法は色落ちを
防ぎたい「いぶし仕上げ」をした
作品の変色防止にも効果的です。
2つめの方法は、変色しない
ように、こまめにお手入れをすると
いう方法です。
お手入れの方法は色々とありますが
普段のケアならやわらかい布で
ふいたり、シルバークロスという
銀磨き用の布でふいたりといった
感じです。
ちょっとの汚れならこの程度で
大丈夫です。
3つめの方法は、シルバーアクセが
変色してしまったらまた磨く、
と言う方法です。
黒っぽくなってしまった場合でも
しっかりとケアをすれば、また元の
輝きを取り戻します!
その方法は色々ありますが、
1番ポピュラーな方法は上でも
紹介した銀磨き用の布である、
シルバークロスで磨くという
方法です。
少し程度の変色ならば、シルバー
クロスでごしごしと磨くことで
すぐに輝きを取り戻します。
かなり変色している場合でも、
シルバークロスに研磨剤をつけて
磨けばピカピカになります。
他にも、ペースト状にした重曹で
こする方法、アートクレイ作品ならば
再焼成すると言った方法もあります。
次のページでは、シルバー
アクセサリーのお手入れ方法を
詳しく解説していきますね。